自作ねんどろいどどーるを作る【その2】

【その1】でだいたいの手順は書き終えました。
あとは最大の難所である髪の毛だけです。
この記事には既製品のねんどろいどの改造が含まれますので苦手な方はご注意ください。

制作の流れ

こちらもざっくりとした制作の流れをまとめました。

  • 作りたいヘッドに似た既製のねんどろいどを探す
  • 不要な部分をカットしたりし整える
  • 目標の姿に合わせパテ盛り
  • やすり掛け
  • 着彩

既製品の改造

ゼロから髪型を作り出すことはかなり難しいので、まずはベースとなる髪型を探します。
今回はアニホープさんより購入させていただきました。
こちらの通販サイトは髪やボディなどそれぞれのパーツで購入できるので助かります。

不要な部分をカットする

ねんどろいどのヘッドはデザインカッターなどでカットすることが出来ます。

ざっくりとカットします。
こちらは彫刻刀でカットしました。

また、パテの張り付きをよくする為に荒くヤスリ掛けをしておきましょう。
ヤスリはGodHandさんの神ヤスが使いやすかったです。

道具

パテ盛りに使用した道具は以下の4つです。

使用したのはタミヤさんのエポキシパテ・高密度タイプ
こちらは100gを購入しましたが絶対に余るので作成数が少ない場合などは25gで大丈夫です。
10時間程度で完全に硬化するのですが、硬化する前に削ったりと整えられるので使いです。

そして造形に欠かせないのがスパチュラです。指だけではどうにもならない細かい部分をカバーしてくれます。
こちらは既に所持していたものですが1500円ほどあれば使いやすいものと出会えます。

造形が終わり、やすり掛けが終わった際に使うのがこのクレオスのサーフェーサー1200です。
やすりで埋まらなかった細かい凹凸を埋めてくれます。

そして仕上げにこのベースホワイト1000を使いました。
表面を白く仕上げてくれるのですが、そうすることで髪の着彩がやりやすくなります。
また、着彩が失敗してしまった時もこちらをかけて修正できます。

パテ盛り

髪を作る難所のパテ盛りです。


お顔とのバランスを見る為、基本的に髪パーツはお顔に装着したまま作業します。
その際にはマスキングテープでお顔を撒いて保護してあげましょう。

ひたすらにパテを盛っていきます。
やすりがけをしやすいようにスパチュラで凸凹を無くしていきます。
角も一緒に作っておきました。磁石をパテの中に仕込みひっつけています。

余談ですが、アウラに人間の耳はない!という意思の元フェイスの人間耳も削っています。

グレーのサーフェイサーをかけたものの隙間まで入れるのは難しくここから更に手直ししていきました。

パテ盛り作業はパテを盛る→削る→ヤスリ掛けの繰り返しです。
満足のいくまで形を作っていきます。
やすりは#240→#400→#600の順で使いました。
細かい箇所は百均のダイヤモンドヤスリが使いやすかったです。

最後に白サフをかけると後は着彩のみです。

この時、いつまでも裸は忍びなく太宰さんのお洋服を着せました。
ねんどろいどどーるのお洋服は公式から販売されているものや、ディーラーさんから購入したりなど、いろいろと探すのが面白いですね。

着彩

最初にアクリル絵の具で塗ったものの失敗していまいました。
それを踏まえ、着彩はエアブラシを使用することに。

エアブラシの使用は制作スペースをお借りしました。
お店によってはエアブラシなどの器具をお借り出来るほか、ゆったりと作業が出来るのでお勧めです。

タッパーで寝てもらいつつ出発し……

そしてエアブラシに初挑戦しつつ

完成です。

ちょっとした感想

ドールとは全く関わりのない人生でしたが、制作そのものが楽しくて正直沼です。
とりあえず二体ほど素体を予約しました。
本体の金銭的なところを言うと小物が沢山あり、選ぶのが楽しいので本体の製作費よりもお洋服や靴などの小物が本番です。

材料

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