ぬい靴の作り方

レザーぬい靴ってテンションがあがりませんか?

自立しないものが靴を履かせると自立する。
ミニチュアの可愛らしさとぬいの自立ができるぬい靴は一度で二度美味しい。

今回作成したのがこちら。約10cmぬい用の革靴です。
自己流ですが作成手順をメモしました。

制作の流れ

  • レザーの裁断
  • 裁断したレザーを靴の型に合わせる
  • 縫製
  • 仕上げ

裁断

まずはレザーを裁断
パテで作った型に合わせてレザーを裁断します。

型は自分の作りたい靴の形を作りました。
ちょうど余っていたので私はパテで作りましたが、樹脂粘土などでも大丈夫です。
ただ樹脂粘土は乾燥した際に縮小するので注意です。

レザーは気持ち大きめに裁断します。基本的に1mm厚ならカッターで簡単に裁断できます。
このぬい靴も裁縫のように縫って作るのでぬいしろのイメージですね。

レザーだけで作るよりも金属など別の材質を入れたほうがぽくなるというふわっふわした理由で紐を通す部分にミニハトメを入れています。

靴の型に合わせる

先ほど裁断したレザーを水にひたします。
すると柔らかくなるので靴型に押し付けると、このように靴の原型が出来上がります。
ついでに靴底部分も裁断しました。

直接靴底に来る部分はちょっとしたこだわりの為に布を貼っています。
直接は見えませんがチラ見えが可愛くなります。

  • ティーポ1mm厚
  • 端材のレザー2mm厚
  • ミニハトメ1.5mm
  • お好みの布

レザーの種類は10cube Leathermartさんより購入したティーポ
芯通しのレザーなので断面まで色が入っていて可愛らしいです。

縫製

必要な部位は揃ったのであとは形にします。

1mm厚の靴底と先ほど作った部位を接着剤で張り合わせます。
そしてレザーを傷つけないように菱目打ちで縫い穴をあけます。

縫い合わせるとこんな感じに。
ちなみに糸はAmazonで購入した各色セットになっていた0.65mmの蝋引き糸を使用しています。

最後に2mm厚の靴底をボンドで貼ります。
上の写真は隙間が出来ないように固定しています。

ぴったりと張り付かなければ余分な部分を切り落とした時に不格好になってしまいます。

仕上げ

いきなり工程がざっくりとしましたが、ともかくあと少しです。

靴底に沿って裁断しました。
だいぶ靴らしくなってきました。

レザーの裁断はずっとカッターナイフで行っていましたが、さすがにこの工程をカッターでやるのは大変です。
ここだけはオルファの別たちを使用しています。

めちゃくちゃよく切れますが、その分扱いには注意してください。
オルファ製品に関してはどれも安価なのに切れ味が半端ないので信頼しています。

あとはコバを磨いていきます。
トコノールでコバ磨きを仕上げています。
レザークラフト用のコーンスリッカーを買ったものの、何かしらで代用できる気がしなくもない……

ちなみに金属やすりで大まかに削ったあと、スポンジやすりで粗さをとっています。
自作ねんどろいどのパテ盛りにしろ工作とやすりは切り離せませんね。

靴紐をつけていきます。
靴紐は百均の刺繍糸を接着剤でコーティングしています。

靴紐だけで靴!って感じがしますね。

SFか?という写真になりましたがこれはUVライトです。

靴紐をリボン結びにした後、形が崩れないようにUVレジンでコーティングしています。

完成

小さいものが好きなので靴単体でもテンションがあがります。
最後の仕上げに少し折り返しました。

同じ型紙でも他の色を使うと印象も変わって楽しいですね。
そしてトレイ先輩は何色のぬい靴でも履きこなしてくれるというちょっとした感想。

同じ方法でドール靴作りにも応用が利くのでそちらの型紙もまた作りたいと思います。

関係ない話

最近ブログの更新が疎かになりがちでした。
曉月の6.1において新式金策を試みたり飽きたり。
一番の金策はリテイナーがチワワンを連れてきてくれたことでした。

というわけでちまちまハンドメイドで遊びながら引き続き曉月を全力で楽しんできます!

材料

ちなみにミニハトメはこちらの菊割棒で開いています。
1.5mm~2.5mmのハトメに対応しているのでミニチュア制作に使いやすいです。

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