エオコン2022の感想と追憶

以前の記事よりお気づきになられただろうか……

汚いコードのその下

FINAL FANTASY XIV ORCHESTRA CONCERT 2022 -Eorzean Symphony-

行ってきました!!!!

もうとにかく良かったです。
雪により東京行の飛行機が遅延し、予約していたリムジンバスに虚無が座ったことや帰りの新幹線が遅延193分したことなんて吹き飛ぶほどの感動でした。

撮影OK時間に撮影した一枚

吉田直樹をはじめ、本当に存在しているのか?という人たちが確かにそこにいました。周囲から啜り泣きが聞こえる中、自分も泣いていました。

オーケストラコンサートは何年か前のFF曲のコンサートに行ったことがあるのですが、FF14のものには初参加でした。
FF14に特化しているのもあるのですが、全ての曲において思い入れやら何やらで情緒がぐちゃぐちゃです。

前半第一部は新生編~紅蓮編、後半第二部は漆黒編~曉月編というこれまでの冒険を振り返るような強すぎる演目です。
いろいろと感情が爆発したのでちょっとしたネタバレ含むストーリー感想を書いておきたいと思います。

新生編

私がFF14を始めたのは紅蓮のパッチ4.3頃
周りの方々が青龍やらオーボンヌやらに向かう中、メインストーリーを進めていました。

新生編はだるい、よくわからないまま終わる、などと言われても冒険しているその時はとてもワクワクしていたのを覚えています。

RPGというゲーム体験が好きな私にとってはクソ遅いチョコボで地を走るのも楽しかったですし、
MMO初心者の私にとって街を歩いている人をただ眺めるのも面白いものでした。

改修されたとはいえもう一度新生編をやれと言われると悩みますが!

天より振りし力

新生といわれれば思いつくうちの曲がまずコレ
私はFF14よりも先に「DISSIDIA FINAL FANTASY NT」を先にプレイしていたので、この曲はヤ・シュトラさんのテーマ曲のようなイメージを持っていました。

が、実際に新生編で流れるとまたイメージも変わってきました。
そういった面でもゲーム体験と楽曲の結びつきって不思議だと感じます。

希望の都&静穏の森

この2曲についてはめちゃくちゃワクワクと冒険をしていた若葉ちゃん時代を思い出していました。

操作方法も分からなければアイテムレベルすら知らなかった超初期
それでも初めて見る街や森を歩き回り、歩いている人を見れば
(これ全部実際にどこかで生きている人間!?)
と驚きながらも楽しく遊んでいました。

蒼天編

FF14というMMOにも慣れていた頃。

正直この頃はFF14を舐めていました。

先輩ヒカセンがどれだけ「ストーリーが本当に良いんだ」と言っても正直それほどまでに沼る気がしなかったのです。
確かに新生編は面白いものでした。ただ、FF9やFF10のように心を抉ってエンドロールで呆然としてしまうような衝撃かと言われると、そうでもないな……といった感じ

しかし明らかな転機が訪れます。

戦勝祝賀会、ここまで落とす必要あるか???

確かにいろいろときな臭いところはありました。が、一気にシナリオが動きます。
流れ変わったな……と怒涛の展開に放心状態でした。

からのオルシュファン・グレイストーン

もう劇薬です。あの突き落としてくるシナリオの後にあんなに強く優しく寄り添ってくれる人がいると軽率に落ちます。あれで好きにならない訳がない。

そして傷と新たなる冒険へのわくわくと共に蒼天が始まるわけですが。

私は蒼天のイシュガルドが単発のストーリーとして見ると一番好きです。

FF14という続き物のストーリーであるならば暁月が一番深く刺さったのですが、単体だとどうしても蒼天に心が囚われています。

Dragonsong

蒼天のイシュガルドといえば?と聞かれるとやっぱりこの曲

3.0に3.3にイシュガルド復興に竜騎士クエにとにかく蒼天のイシュガルド最終回じゃん!!!といった展開に欠かせない一曲です。この曲を聴くと体が反射的に蒼天……となってしまうほどに刻まれています。

Heavensward&英傑~ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦~

この2曲はシンプルにテンションが爆上がりします。
特にHeavenswardは蒼天のOPで曲の変わり方がめちゃくちゃカッコいいなと思っていたのでオーケストラだと余計に情緒がぐっちゃぐちゃです。

ナイツ・オブ・ラウンドに関しては、英雄である誰かの依頼で動く光の戦士が自我を持った、と当時強く感じました。
イベントにおける選択肢に「復讐」があったこと、私はそれを選びましたが至極個人的なものが含まれているのが珍しく思いました。
竜詩戦争がそもそもドラゴン族の情深さや人間の価値観(竜クエ80より)からなる復讐の物語であるだけにめちゃくちゃ刺さりました。

紅蓮編

紅蓮のリベレーターはとにかく熱い

蒼天編のファンタジー&しっとり深い雰囲気とは一変します。
最初が底辺スタートなだけにアガってアガりまくる物語です。

誰が悪いんだろうという蒼天に対して、紅蓮は目的がハッキリとしています。
序盤より倒すべく目的はゼノス・イェー・ガルヴァス
はっきりとわかりやすい。
まさかゼノスと4年近い付き合いになるとはこの時には思ってもみませんでした。

鬨の声

めっっっっちゃくちゃに好きです。

とにかくテンションが爆上がりする。どこで聞いてもテンションが上がる。
盛り上がるタイミングで盛り上がる曲を流す最強の曲です。

アラミゴで聴いても東方で聴いてもどっちにも合っているのが凄すぎます。

塩と苦難の歌~ギラバニア湖畔地帯:昼~

正直オケコンで流れると聞いたときに調べてしまうほどにノーマークでした。
決戦前に流れている曲といったイメージなのですが、改めてオケコンで聴くとあぁあああっと懐かしさと当時の熱さを思い出しました。

空より現れし者〜次元の狭間オメガ:アルファ編〜

実はこの曲、私にとって最も馴染みのない一曲でした。
零式デビューをしたのは漆黒からで、紅蓮編はまだ若葉が抜けてホヤホヤだったのです。
解除で行ったので零式特有の何度も通い耳に張り付くような特有の感覚が無かったのです。

が、オケコンで聴くと──めちゃくちゃかっこええやんけ!!!

漆黒編

漆黒のヴィランズ……大好き
初めての拡張パッチだけあって思い入れがとんでもないです。

今まで好きなFINALFANTASYは?と聞かれるとFF9やFF10が真っ先に出てきました。
私は、自我があり独立した一個人としてのキャラクターを持つ主人公が大好きです。

蒼天や紅蓮で光の戦士は確かにいろいろな選択肢を持ち、新生と比べると自我を多く持つようになりました。ただ、少しだけ物足りない。そんな気持ちを抱いていたのです。
けれどもFF14は各プレイヤーが主人公を動かすMMORPG
強いキャラクター性を持つなんてありえないと諦めていました。

そんな思い込みを覆したのが漆黒編です。

現地解散・現地集合のお使いクエストをこなす中、蒼天や紅蓮で徐々に仲間という概念が出てきました。一緒に旅をしてご飯を食べる、私がFFらしいと感じる部分です。

そこに漆黒でフェイスの実装です。
知らない人と遊ばなくてもいい、と喜ぶよりも先に従来のRPGのように遊べるんだ!という喜びが先にきました。肉入りの人と遊ぶのも楽しいのですが、よりストーリーへの没入感が強くなったのです。

そんな仲間たちとの旅は、それぞれの考えを深く知る毎に主人公ヒカセンを同僚から仲間といった感覚にさせてくれました。

加えて漆黒三大沼

彼らとの関わりやそれぞれとの対話を繰り返すうち、ヒカセンの言動も選択肢の中からこいつはこういう奴だと思うものを選び、会話の分岐によって個性のある主人公になりました。

Shadowbringers

漆黒より曲の雰囲気が強く変わったように感じました。
まずOPでShadowbringersが流れたとき、こういうのするんだ!?と驚いたのです。

激しい曲ならFF10のOtherworldがあります。こちらも当初は新鮮でとても驚いたのですが、まさかFF14で来るとはおもいませんでした。
しかもOPで!!!!メインで!!!!戦闘曲も全部ロック調で!!!

序盤のしっとり感からのあの曲調なので最初にトレーラーが出たとき、エモそうだけど、どうなるか分からない!とわくわくしっぱなしでした。

あと悠久の風が入るとか誰が想像するよ

To the Edge

パッチX.3の討滅戦は殺傷能力が高いと分かっていたはずなのに
それを生歌で……そんな…狂ってしまうやろ

メインシナリオの完結編となるX.3ともなれば討滅戦の演出がヤバい。
曲もギミックも全部が全部、最高に素敵でしんどくてウギギギ……好き…となりながらいろんな意味で胸を掻きむしりながらやります。

To the Edgeも例にもれず
私はめちゃくちゃ英語が苦手です。ただそれでもWOL討滅戦において切なさとしんどさが溢れていました。アーモロートの曲からこうも発展するか!?と驚きました。

DFFにおいてウォーリア・オブ・ライトが一番好きなキャラクターです。様々なFF主人公が集結する場において、わかりやすく顔となるのはクラウドといった有名どころを使えるような中でWOLを再構成し出したのは天才だと思っています。

そりゃ闇の戦士と対峙する相手はどうあがいても光の戦士だよね!!!!!

FF3の別視点まで持ち出してきたか!!!!あとエリディブスによるWOL解釈が最高でした!

砕けぬ想い〜ハーデス討滅戦〜

ハーデス討滅戦といえば前回オケコンのシークレット曲
前回のオケコンでは参加することが叶いませんでした。Twitterのネタバレ解禁にてシークレット曲の存在を知り、めちゃくちゃ羨ましかったのを覚えています。

ハーデス討滅戦にはとてつもなく深い思い入れがあります。ストーリーの演出もそうなのですが、一番は

私を高難易度コンテンツに連れ込んだ存在だからです。

ずっとのんびりしたエオルゼア生活の中、「極は演出がスゴいよ」と先輩ヒカセンのお言葉
実際に極の演出もギミックもテンポ感と詰め込みが良くて大好きです。

推しに会うために初めてスキル回しを意識し、木人を殴り続けるとそのタイムがどんどん洗練されていくこと
極ティターニアから順番に漆黒の高難易度を初めてついぞ極ハーデスをクリアした時の達成感は凄まじいものでした。
そこから戦闘コンテンツの楽しさに目覚めて零式まで行くことになります。

ちなみにずっと死にまくってクリアしたので笛と譜面が初回クリアでロット勝ちしました。

Tomorrow and Tomorrow

ここぞというしんどい時に流れる美しい曲といえばこれ

Tomorrow and Tomorrowが流れるときはしんどすぎて胸を掻きむしりたくなる時に流れるイメージが強いです。すなわちめちゃくちゃ美しい場面です。

FF14はそもそも覚悟ガンギマリの登場人物がとても多く存在するのですが、漆黒編は更に覚悟が決まった人間ばかりが登場します。そんな人間たちの姿と共にこの曲が流れるともうこういうのに弱いんだよ!という状況になるしかありません。

オケコンでは泣くまいと覚悟を決めていたのですが、歌声を聴いていると漆黒での冒険を思い出してしまいもう駄目でした。

暁月編

暁月のフィナーレ、最高にFINALFANTASYしてました

ハイデリン・ゾディアーク編の締めくくり、もう続き物のシナリオとしてとにかく美しい物語でした。
漆黒編も続き物のストーリーとして大好きなのですが、暁月編はさらに痒い所に手が届くシンドイ親切設計です。

私はしんどい展開がめちゃくちゃに好きです。ただ鬱展開が好きなのではなく、ドン底から這い上がる物語がめちゃくちゃに好きです。
漆黒編も確かにしんどい展開はめちゃくちゃに盛り込まれています。が、同じぐらい善人が多いのです。悪人というとウェルリトのがんばれおじさんという邪悪さは居るのですが、メインシナリオではありません。

なんとなく清涼感のある漆黒編に対し、暁月編のガレマルドあたりのシナリオはどうにもならないままならなさがありました。あのままならなさからの絶望に立ち向かう展開が大好物なのです。

新生編からわかるド底辺治安エオルゼアや蛮族問題などを丁寧に描きNPCたちをしゃぶりつくしながら回収していくストーリーはMMOという媒体であるからこそ実際の時間を体感しながら楽しめたのだと思います。

Your Answer~ハイデリン討滅戦~

一番最初の曲を回収しにいくスタイル、嫌いな人おる?

新生編のOPを見たとき、シナリオを一切触れていない状況であっこれ好きなやつ!となりました。
そんな曲がハイデリン討滅戦にてアレンジで出てくるなんて想像出来ませんでした。

曲とギミックの合わさり方がとても気持ちがいい。
人に対する試練としての厳しさが合わさってテンションがめちゃくちゃに上がります。

そしてハイデリン討滅といえばNPCとの8人レイド
シタデルボズヤの際にこれはワンチャンあるのでは!?と思ったものの暫くなく……忘れていた頃にハイデリン討滅戦で実装です。

人への試練においてあの暁のメンバーとのレイドはあまりにも効く

Close in the Distance

最終トレーラーの時点でめちゃくちゃ好きだったのですが、まさかのここで流れる!?と驚きました。

ウルティマ・トゥーレにおいて進むにつれて歌声がはっきりとしていく演出。泣きながらプレイしていたのを覚えています。
ただ、この時、私のPCに不具合が発生したのでキャラクターのボイスが全て聞こえなかった悲しい事件が起こりました。キャラクターのボイスが無いのを仕様だと勘違いしてエンディングを迎えました。

BGMやSEは流れているのでこの曲を聴き、テキストを読んでめちゃくちゃに泣いてストーリーを進めていたのです。
ボイスが無くても情緒爆発して呆然としていました。
END後の翌日、PCを起動してもう一度ムービーを見返すと普通に皆しゃべっていたのでビックリしました。

ENDCALLER~ゾディアーク討滅戦~

ゾディアークといえばLV.83でこいつ出していいの!?という衝撃的な討滅戦

そしてトレーラーで使われていた曲でもあったので89がラスボスあたりだと思っていました。それがこんな83で……
よくよく考えてみるとゾディアークそのものは悪といった存在ではなく、災厄と止める存在なので妥当といえば妥当なのですが!

極のギミック苦手通り越して全く判別できません!!!!

シークレット曲

メドレーが嫌いな人おらんって

オケコン初参戦だったとはいえ紅蓮のオケコンよりシークレット曲の存在は聞いていました。が、さすがにこれだけ豪華な曲を演奏した後なら無いかも……と思っていたところに終焉の戦いです。

情緒ぐっちゃぐちゃです

もうシークレットに関してはそれまでの旅と物語といろいろなものが突然に来たので、実際に本編をやっていた時、初めてこの曲を聴いた時の気持ちと完全にリンクしました。

FF14はちょいちょい泣きながらこなす討滅戦が出てきますが、終焉もまさにその一つです。

オケコンありがとう

オケコンの感想というよりほぼストーリーのチラ裏書きなぐりになりました。

けれどFF14のオケコンに参加し、ストーリーと楽曲の合わさったゲーム体験の凄さを改めて実感しました。曲を聴くだけでプレイしていた頃の記憶を思い出して感情がかき回されるなんて早々にない経験です。

これからもそんな楽しみが増えていくのだろうと思うと手始めに6.3が楽しみです。

あと葉が折れたエルピスの花の交換もありがとうございました!!!!!!オケコンに間に合いました!!!!!

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